ボン・ジュール
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ランベール甲斐 あきよ
Akiyo Lambert-Kai
 東京・熊本育ち。パリに20年余り在住。音楽教室を開いて40年、音楽療法などを取り入れて15年経ちました。
 日本では、東京杉並区でレッスンやセッションをしています。
 ライアーは、ミュンヘンにある南ドイツ・ライアー・オーケストラ、第2パート・リーダーでした。
 国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科を卒業。のちソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業後、学会会員として認定され、フランス国家登録音楽療法士となりました。
 2021年、公認心理師合格、資格申請中。
 
 保護ネコ2匹と同居。かえるのピクルスが大好きな再×2独身⤵です。   
 納豆、バナナ、ワカメ、米粉パンが大好物。最近は、水泳にはまってカエルのように泳いでいます。
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PiaScore ライアー楽譜です。
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イタリア・ルネサンス・ダンス④言葉とこころ

みなさま、こんにちは。
第4弾!つづきます。
今日は、「言葉の香り」、そして「こころについて」です。
15世紀のダンスと16世紀のダンスは、一歩一歩の拍の感じ方が違います。
そして、もちろんルネサンス文化の中心はイタリアで、
イタリア・ルネサンス・ダンスは、イタリアのものなので、
テクニック名は、イタリア語で覚えた方が、
感覚的に良いと思ったんだけど。。
「セグイト」を「パ・ド・ブレ」とフランス語で言うと、
同じテクニックや動作でも、心意気というか、香りというか、
なんだか違うんだな。。と思いました。
日本語でしたら、「あるく」です。。
でも、これもいいんじゃないかな。。なんて。。
スパゲッティーペスカトーレを魚介のイタリア麺とか、
日本語の方が自分としては、想像しやすいし。。
ブルーナは、教える時はフランス語ですが、
テクニックは、すべてイタリア語です。
ところどころ、イタリア語での説明になる時もあり、
イタリア気分を満喫できる格好のチャンスだと思うと、
ちょっとは頑張らなくちゃいけないかな。。と思います。。
でもまあ、体力的に厳しい私としては、かなりヤバい。
ブルーナは、多くの準備動作の中に、気功や整体を取り入れています。
そして彼女は、唯一の日本語、「ハラ」という言葉を使います。
「ハラ」という言葉は、どの分野でも共通して使われる言葉だと思いました。
そして、「ハラ」を表すためには、日本語である必要があるのだと思います。
やっぱり人は、想像しやすい言葉を使うんだと思いました。
そして彼女は、何度も、イタリアのルネサンス音楽を踊るのは、
深い精神世界が必要であると話しています。
「今この一瞬、自分は、どこにいるのか」
「今この一瞬、自分は、なにをやっているのか」
「自分になにが起こっているのか」
髪の毛から足の先まで、敏感に感じ、
その意識が、とても大切だと話していました。
深い表現が、ダンスには必要だという事です。
速いテンポの曲の足運びを上手にピョコピョコ飛んで、
ただテクニックを見せているだけでは、
表面的で、内容がないという事を話していました。
ブルーナは、冗談半分で、フランスのダンスみたいにね。。と付け加え、
その時、ハハハ!と笑ったのは、私だけでした。。マズいじゃんか。。
あの異様な雰囲気と暗い視線の数々。。
考えてみれば、誰もルネサンス時代の日々を
体験している人はいません。
私たちは、脈々と流れてきた祖先からの血を感じて、
それを受けて、表現しているのだと思います。
ダンスに限らず、舞台で表現する事は、
自分の人生だけではなく、
脈々と流れてきた祖先からの血も含まれているのだと
つくづく感じました。
次回で最終回。。。かな。。

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