みなさま、こんにちは。
お元気ですか?
今日は、武道のこと。。
私は、合気道という武道をやっているのですが、
ちょっと最近お休みしています。
日本では、加藤 弘先生という方が私の先生でした。
徒手(素手)はもちろんんのこと、木剣、杖、短刀など、
本当にたくさん教えていただきました。
が、数年前に神様のところに出かけたきりに
なってしまいました。
それからあまり、合気道という言葉を聞くことができなくて。。
生前、先生から「加藤」と刺繍の入った
道着のズボンをいただいたのですが、
それを見るだけで、まだ泣いてしまいます。
友人に講習に出ようとかと誘われても、
稽古着を着るなんて、無理だよ、
なんだらこうだら、身体も辛いし。。
と断っていました。
そんな矢先、
雑誌のための翻訳を頼まれました。
私は、なんちゃってフランス語なので、
ボキャブラリーはないし、表現力もないのですが、
合気道を知っている人。。という事でお話がきました。
前回、フランスでセミナーを開かれた、
高溝真理子先生のインタビューの訳をさせていただいて、
今回は、やはりセミナーで来仏された、
宮本鶴蔵師範のインタビューの訳でした。
前回と同様、「ドラゴン」という、
フランス武道雑誌に掲載されるようです。
実は、宮本師範は、私が日本に戻った数年前、
本部道場で、数度教えていただいたことがあります。
ある時、片手取りのワザで、
皆の前で「腕を持って」と先生が腕を差し出してくださったのですが、
太すぎて持てなくて、それも汗で滑ってしまい(先生、ごめんなさい。。)、
奮起して両手で持って、大笑いされたのを覚えています。
^^);
インタビューは、すでに録音されているので、
デッキを止めては、訳しながらPCにぱちぱち打っていく、
数時間かかる、地道な作業です。
録音を聞くと、内容もそうですが、
その方の生の部分に触れられ、とても学びがあります。
まず驚いたのは、先生がお話を始めると、
その吐く息が長かったことです。
そして、時々入る笑い声があたたかで爽やかで、
それを聴いているだけで、
軽やかな気持ち、
そして朗らかな気分にさせていただきました。
その方の哲学というか、考え方というか、
それを知るだけでも、数倍太く生きた気になります。^^
もちろん、私の訳だけでは、到底ダメなので、
正しい文章にして下さる仏人がいらっしゃいまする。
もうちょっと仏語を勉強しとけばよかったと、
こういう時、切に思います。
なんとも、なかなか記憶力がついていかなくなってしまい、
忘れたことさえ、忘れてしまい、なかなか覚えられない。。
日本語だって、人の名前だって出てこないのに。。
まあ、なにはともあれ、
今回、こういう素晴らしい経験をさせていただき、
心より感謝しています。
また合気道を少しずつ始めよう。。。
というきっかけになっていけば良いと思いました。
そして、がんばって昇段しようかな。。とも思いました。
でももし、加藤先生が、ここにいらっしゃったら、
無理しなくてもいいよ、好きにやりなさい。
とおっしゃるだろうな。。と思いました。
なんだか、心がほっこりする日でした。
みなさまも、心がほっこりする日をお過ごし下さい。
読んでくださり、ありがとうございました。
フランスの武道雑誌
2014.04.03