パリでレイキを習いに行きました。
この3月で、母が亡くなって1年になります。
なんだか、いい機会かも知れないと思いました。
私が勉強したのは、現代レイキです。
レイキは「霊気」と書き、日本で生まれたものだそうです。
不思議な字です。
言葉を唱え、あるひとつの形を想像しながら、
手から出る柔らかなエネルギーで、
身体のバランスを良くする方法です。
私は、このレイキをここフランスで知りました。
アメリカやイギリスの病院では、
療法のひとつとして認められているとも聞きました。
私が中学生の頃、体育の時間に突き指をして、
ピアノが弾けなくなってしまいました。
この時、野口整体の愉気を学んだ事があります。
おざっぱですが、この両者は、
言葉を唱える、唱えないの違いと、
パワーの速さが違うだけで、
根本的には、そんなに変らないような気がしました。
(これは、個人的な感想なので、すみません。)
母の1年目の命日に、帰国をした私。
すぐに父の家に行きました。
父は、母の急死のショックで寝込んでいました。
父に、レイキしてもいい?
と聞くと、うん、と。。
いつもは突っ張っているのに、
素直な返事が返ってきました。
私の初めてのレイキでした。
ああ、暖かいなあ、これが手当てっていうんだね。
気持ちいいなあ、何にも代えられない。。。
とため息をつきました。
20年以上。。長患いだった母、
やってあげれば良かったなと思いました。
でも今、過去のことを言っても仕方ありません。
前を向くって、気持ちが向かないと難しいものです。
時は、神さまです。
時が、解決してくれる。
忘却は、神さまです。
忘却が、未来を作ってくれる。。
そう信じて、生きていかなきゃな。