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音の感受性
おもに、単音や和音の響きを大切にするドイツの音楽療法と、リズムを重視するフランスの療法。フランスには、黒人系やアラブ系フランス人の音楽が多くあります。複雑なリズムに乗って、歌ったり踊ったりします。そして、ルネサンスやバロック・ダンスからクラシックバレエ芸術が生まれた国です。現在は、圧縮した音を日常に聞いている人が多いので、どんな感受性の耳になっていくのでしょう。倍音のない乾いたリズムを聴いて、メタリックな伸びないハーモニーだけしか聴かないと、どうなっていくのでしょうか? -
シンギング・ボール
パリでは、年に4回程、自然嗜好派のためのサロン(見本市)があります。毎年行く人には、無料招待券が送られてきます。大きな会場には、オーガニックの食品、服、アロマなどのお店、マッサージ、レイキ、いろいろな療法の学校紹介などのカンフェランス、実施が見られます。ここ1、2年で、シンギングボール(いわゆる仏壇のおりん)、ゴングなど、音に関するものが増え始め、会場のあちこちでゴ~ン。。チーン。。シャラシャラリーンと鳴るようになりました。私にとっては、即仏壇を想像しますが、こちらの方たち... -
カレでライアーアンサンブル
私にとって、初めてのフランスでのライアーコンサートが、8月中旬にありました。ベルファーストで出会った、アイルランド人のサラとアンナの2人と、ライアー・アンサンブルでした。フランス、ブルターニュのカレの辺りは、イギリス系の人々が、住んでいる場所があり、彼女たちは、そこに別荘を持っています。私は、その別荘に出かけて行きました。演奏させてもらった場所は、町にある雰囲気の良いカフェ。女主人は、大変気さくな方で、自然派嗜好という感じ。お天気が変りやすいせいで木が膨らみやすいのか、楽... -
ベルファスト③
最後の日になりました。この日は午前中で終りです。最後の300人のオーケストラは感動ものでした。皆で、今まで練習した曲を弾きました。ムッシュー吉良に、去年の日本でのライアー大会の写真を見せていただきました。日本のライアーの人気は、すごいなー!と思いました。最後に自由発言があり、何人かが手を挙げて発言をしたのですが、そこで、私なりに学ぶ機会ありました。身体にハンディーを持っている、ある少女が、こう発言しました。「みなさま、私をこの大会に受け入れてくれて。。。ありがとう。。」受... -
ベルファスト②ライアーフェスティバル
言葉というのは、必要な時は、どうしても使うわけで、学食の食べ物の英語での注文は、結構大変でした。ライアーを使った音楽あそび、療法のやり方などの技術面ももとより、いろいろな人のセンスや表現に触れられて、自分の感覚が自由に広がるような気がしました。毎朝、皆で歌を歌い、ライアーで奏でる音程、和音を奏でました。ショスタコーヴィッチなどの珍しい曲に触れられたのも、良い経験でした。ライアー人300人が集まり、作曲者自身の指揮による演奏は、圧巻でした。写真は、授業の中で見せていただいた...