こんにちは。
このブログを出すか出さないか、随分考えました。
言っていいものかどうか。。それに悩みました。
でも掲載を決めました。
心が締め付けられて、なかなか文章が前に進みませんでした。
今回、競技場前の私の良く行くレストランが、テロで爆破されました。
私が、スクーターを停車する場所です。
レストランのガラス窓は、穴だらけでした。
彼らの安否は、まだ確認できていません。
悲しみでいっぱいです。
競技場の前の赤い屋根布のレストランです。
怒りはありません。
ただただ、悲しみでいっぱいです。
亡くなった方とテロリストへの憐れさの悲しみでいっぱいです。
そしてこれ以上、死者が出ない事を願いました。
ある男性の、テロリストについてのインタビューを見ました。
レストラン内で、トイレに立った時、すれ違った。
学生くらいの若い男性、どう見てもテロリストには見えなかった。。
しかし尋常でない汗をかき、何かに怯えて恐怖でいっぱいの雰囲気だった。。
。。そのうちに一回目の爆発音がした。。
自分の目の前で、突然、その若い男性は自爆した。
腕も体もバラバラになっていて、見るのに耐えられなかった。
ものすごいショックだった。。
今日、今回のテロを理由に、フランスは、再びシリアを空爆しました。
飛行機を墜落させたのはテロリストだと断定したロシアも
空爆を強化します。
今年、フランスは、シリアを空爆することを決め、
戦闘開始したばかりでした。
よその国が介入して、戦争は小さくなったでしょうか?
フランスが、介入して空爆をして、戦争がやんだでしょうか?
力のある国が、暴力でもって抑えつけようとして、
それに怒った普通の人々は、兵隊という立場よりも、
テロリストとなり、もっと効果ある方法を選んだのではないでしょうか。
自爆する方法を取ったテロリスト、自殺したテロリストもいます。
パリで無差別に殺された人々は、同情されます。
力のある外国の国々が、よその国に介入して、大きくなる一方の戦争で、
外国の兵士に殺された現地の人々に対してはどうでしょう。
私たちは、これも無差別殺人だと考えた事があったでしょうか?
今日、フランスが空爆をしたシリア、何人の人々が殺されたのでしょうか?
フランスもアメリカもロシアも、テロリストの作戦にまんまと載せられた、
そして本性を暴かれた、と思います。
そして戦争の犠牲者が、テロリストになった。。私は、はっきりそう思います。
差別に苦しむ人々が、テロリストになった、私は、そう考えます。
この言葉を言うのに、大変勇気がいりました。
知り合いのレストランが襲撃されて、私は、その夜眠れませんでした。
今度戻った時、誰が、生き残ってるんだろう。。とばかり考えています。
たくさんの人たちから、私の安否を気遣ってくれる連絡が入りました。
私は、それに対して、大丈夫です。。としか言えませんでした。
力まかせの方法、これは間違っています。
復讐、お返し、制裁。。
非生産的です。
自然の掟は、厳しいものです。
非生産的なものは、必ず滅ぶようにできています。
宗教と政治、そして教育が癒着して成立している国もあります。
昔の西欧や日本もそうでした。
それをやめて、なんとか成長してきました。
まだそれに目覚めていない国々。。
私たちは後進国という言い方をします。
私たちは、地球人です。
自分の弟や妹に対して、後進人とは言いません。
成長を助け、時には喧嘩しながら、
兄や姉の寛容さや優しさを学ぶのではないでしょうか?
同じ過ちはしないように、もし戦争が始まったら、
それを最小限にできるように促す。。
これが先進国のやり方ではないでしょうか?
エブドのカリカチュアは、私は嫌いです。
福島の放射能に対しての酷い絵もありましたね。
日本国政府に対する警告だと言っても、
それは自分たちだけで理解し、笑えるものであり、
私は、不愉快に思いました。
遠い国で掲載されたカリカチュアではありません。
この同じ地球上で、同じ地球人に掲載されたものです。
もし、日本の政治家が同じことをしたらどうでしょう。
すぐに目くじらを立てるはずです。
それだけ、感覚と目がずれているのだと思います。
エブドが襲撃された事は良しとはしませんが、
何年も前から、何度もやめてくれと頼んだのにも関わらず、
掲載を続ける。。この執拗さは、なんなのでしょうか?
回教が嫌われ、中東の人々を差別して面白がる。。
イジメ。。です。
フランスは、たくさんの中東の人がいます。
そして北アフリカの人もいます。
今回のテロで、アルジェリアの人々はインタビューで答えていました。
古い歴史の中での反省をこめて、彼らには税金を緩和したり、
いろいろな対策を取っています。
でも、根本的なところ、
差別。。
これは、なくなっていません。
そして問題の
難民。。。
これからもっともっと増えます。
1000キロ以上も歩いて歩いて。。どこも行き場がない人々。。
もうすぐ寒い冬です。
子供も、妊婦も、野垂れ死にするでしょう。
自殺者も増えるでしょう。
これも、殺人じゃないのでしょうか。。
テロリストは、知っていたのだと思います。
自分の国は、よその国々のゲームのために占領された。。と。。
国がめちゃくちゃに破壊され、思い出もなにもなくなり、
家族も殺され、行き場がなくなっている。。と。。
将来もなく、ただ無駄に殺されるのだ。。と。。
先進国が、空爆を酷くするほど、難民が増え。。
結局、自分の首を絞める。。
テロリストは、声明で言っています。
差別に対して、自分たちの大切にしている宗教に対して。。
先進国は、空爆に参戦し、逃げまどう人々をよそに、
平和にそして無関心に生きている私たちを見て、
中東起こっているたくさんの戦争の歪みに
気づいて欲しかったのではないかと思います。
彼らは、中東で起こっている事と同じような事を
平和なパリで起こしたとしか言いようがありません。
イスラム国は、差別と戦争の歪みが生んだ、地球人の責任です。
エブドにしても、傷つけた事に対しては謝罪する。気をつける。。
それだけでも、関係は変っていったと思います。
私も、福島に対して掲載されたことに関しては、謝罪してもらいたいです。
まあもう彼らは、あの世ですが。。
最初は、その心が欲しかったのではないかと思います。
それだけが問題でないのは確かですが、
ひとつひとつの要因を解決していく。。というのは、必要な事だと思います。
テロリストは、自分が生き残ろうなんて考えていません。
「Kamikaze」です。
地球が、泣いています。
爆破で土地が痛めつけられ、人々の苦しみが土地にしみています。
国がなくなる。。潰れていく自分の国を思い、人々の悲しみもしみています。
地球は、それでも私たちを住まわせてくれています。
こんな寛容な地球君に感謝しかないじゃないか。。と思います。
私は、またフランスに戻って生活します。
あのレストラン。。行きます。
そして競技場。。通ります。
しっかりこの目で見ます。
そしてまた、防弾チョッキを着て、長い銃を構えた警察、兵隊。。
その中に、Tシャツにジャケット姿の身軽な私は、生活します。
テロリストは、本当に加害者なのか?
2015.11.18