スペインの中世音楽フェスティバルに参加しました。
中世音楽ハープを弾いてきました。
ハープは、ロマンハープと言います。
前回のぶろぐに掲載したルネサンスハープは、
15、16世紀、イタリアを中心としたルネサンス文化の時に栄えた
音楽を演奏する時に使用します。
時代によって楽器を変える理由は、
歴史を表す絵画で知る宗教上の理由、対位法など音のつくりや感じ方の違い、
装飾やアレンジの違い、生活の変化による演奏場所、
国の情勢が変っていくためです。
今回は、フィードル(レベック)も弾いて来ました。
音楽中学でバイオリンは必須だったので、
簡単に考えていましたが、そうもいかずに苦労しました。
弓の位置が定まらず、短調の曲にギコギコ感が重なり、
さらに悲しさが増す、苦笑いの曲となりました。
ブルドンを入れて弾くと倍音が数倍にも増え、
心地よい音となりました。
ビブラートのない世界。。
以前、精神科の病院で弾いた、
弓を使う三角形プサルテリオンを思い出ました。
ヒゲがもじゃもじゃしている。
結構読みにくい。読めない。。でも読まなくちゃ。。これ読めるの?
というマニアック楽譜です。
練習もリハ―サルも一生懸命したつもりだったのですが、
当日は、うまく自分の音楽ができませんでした。
私は、不器用で怖がりなので、
ちょっと練習して、すぐに本番という事はできません。
そういう中、コンサート当日になって、
突然ディレクターの指示で、1人で弾く曲が増え、
私は思い切り焦って、口から心臓と胃が出そうになりました。
中世音楽の装飾のやり方を学び、自由なアレンジへと飛立つ。。
という理想のイメージ音は頭の中でできていたのですが、
テクニックがついていかず、音が抜けて、固く融通の利かない、
でくのぼう演奏になったと思います。
でくのぼうでも、あたたかな人に囲まれ、本当にHappyでした。
良い機会を下さり、ありがとうございました。