みなさま、こんにちは。
パリから電車に乗って、ドイツに行って来ました。
ここで、ルネサンスハープを弾きました。
学ぶ事が多いという事や学べる立場になれるしあわせは、
なににも代えられません。
出発前日に風邪なのか、38度も熱が出てしまい、
ダメかな。。と思っていたのですが、当日はなんとか立ち直りました。
私、しぶといっ!
私の持っているルネサンスハープは、
エレナ・ポランスカという方から譲っていただいたものです。
彼女とは、私のライアーと彼女のハープと合わせて遊んだり、
ご飯を一緒に食べたり、仲良くしていました。
特に、何度かハープの基礎を教えていただき、
私の大きな財産のひとつになっています。
音の立て方、指の方向、音の響き。。
1音の響きの難しさを痛感しました。
不器用なもので、彼女の望む音が何度やっても出なくて、
自分に悔しさを感じました。
ドイツでは、このたび、非常にびっくりした事がありました。
<ルネサンスのイタリアものと中世のフランスものとか、
いろいろ弾きました。>
ハーピストたちが夕ご飯を食べていた時、自己紹介をするという事になり、
私は、ハープとの出会いをお話したところ、
エレナは、世界ハープ協会の会長さんだという事を知りました。
とにかくみなさんからびっくりされて、私はもっとびっくりしました。
すごい血筋のハープなんだと知りました。
私の素人テクニックと雲泥の差なのに、
ハープだけが独り歩きしてしまいました。
プロのハーピストには、「私でさえ、会った事ないのに。。」と言われました。
パリに戻って友人に話したら
「お前が、ストラデバリウスを持っているようなもんだな。。ははは」
とからかわれました。
たしかに。。
この楽器、なんとしても大切にしようと思いました。
私のところに来てくれて、とても嬉しく思いました。
<エレナが、見せている楽器がルネサンスハープです。
ヒエロニムス・ボッシュの絵画にモデルのハープが描かれています。
ライナー・エム・トゥ―ラウ作>
つづきます。。