2007年3月– date –
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学会~小児病棟の緩和ケアー
前回の続きです。音楽療法学会は、日本の学会のように、研究発表が中心です。しかし、1日目の最後に話をしたマリーという療法士さんは、自分の仕事について、トツトツとお話をしてくれました。彼女は、小児緩和ケアーの音楽療法士、そしてギタリストでもあります。マリーは、その小児緩和ケアーに入院していた、当時6歳くらいの女の子、その両親との3人の間に起こった「感動的な一瞬」のお話してくれました。その女の子の最期の願いは、離婚した両親に、これ以上ケンカしないで欲しい、という事でした。両親は... -
学会~フランス音楽療法士としての仕事
この週末、ナント大学で、音楽療法に関するセミナーがありました。2日間で、10人ほどの療法士が、自分達の療法の方法紹介、療法について苦労した事、これからの課題などについて話しました。病院や施設では、医者、心理療法士、看護師、教員が、音楽療法士として活躍しています。ですから、楽器のできない人も、音楽療法士として働いています。彼らはすでに病院で働き、2つのタイトルのお給料をもらいながら、自分の専門+音楽療法を行っているのです。そして最近、増えているのが、音楽家の音楽療法士です。... -
母の2つ目の誕生日
3月は、母の2つ目のお誕生日がある月です。この日は、父と私のPCにカメラとマイクをつなげて、日本とフランスで長い事話しました。弟の姿も見え、弟のお嫁ちゃんや姪の姿も見え、みんなで、すごい時代になったなぁ。。。。なんて感激しながら。。母は、仏壇の横に置かれた箱の中にいます。父は、あんなに冷たくて暗いお墓にはひとりにしておけないんだよ、自分が死んだら、一緒に入るんだ。。父は2年経った今も、箱の母と共に暮しています。父と話しながら、父の背後にある母の写真をチラチラ見ると、写真なの...
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